近年、腸にまつわる研究が世界的に注目を集めるなか、その重要なキーとして腸内細菌の生態、ヒトの健康との関わりなどが徐々に解明されてきています。

ヒトは食べることでエネルギーを得て、生命活動を営んでいますが、それは単独で成り立っているわけではなく、その背後には腸内細菌をはじめとする目に見えない微生物との協力関係、すなわち「共生」があります。

共生とはわたしとあなた、自己と非自己のコミュニケーション、この世界を一つの生態系として捉えた場合、腸もまたこうしたコミュニケーション空間の一部、いわばこの世界の縮図であることが見えてきます。

TISSUE」では、腸内細菌研究のパイオニアで、「善玉菌」「悪玉菌」の名付け親である光岡知足さん(理化学研究所名誉研究員)の足跡をたどり、氏の提唱する生き方の哲学、発想について紹介してきました。

今回はその特別編として、光岡さんとも親交のある、食品免疫学者の上野川修一さん(東京大学名誉教授)に登場いただき、腸という小宇宙の実態、そして大きく進展する腸内細菌研究のいまについて伺いました。

2017年8月、東京都内で収録。

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