2019年4月、桜の咲く吉野の里へ取材に訪れた時、初めて目にしたのが、吉野山の勝手神社で行われた不思議な「影絵」でした。
仮面を被り、時に踊りながら、モノトーンの影絵を通して遠くバリの昔話を紡いでいく。
沖縄から駆けつけたアマムyukiさんの三線の音色とともに、神話の時間が流れはじめ、物語とともに演じ手の優しいメッセージが伝わってきました。

影絵を演じたのは、物語作家のわたなべなおかさんと、バリ舞踊家の小谷野哲郎さん。
壬申の乱、源平の争い、南北朝……。
古来、再起を果たそうとする人たちが訪れた吉野の土地で、
二人が求めてきたのは、魂のよみがえり。

人と世の中の価値観が大きく変化するこれからの時代、何を大事にし、どんな「物語」を紡いでいくか? そのメッセージは? 
影絵公演の翌日、賑やかな吉野山から離れ、ゆっくりとお話を伺いました。

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